LPIC Level 1 の勉強法

LPIC Level 1 の勉強法

 

先日LPIC Level 1 を取得しました。

LPICは101試験と102試験という2つの試験に合格して初めてLPIC Level1の取得となります。

本格的に勉強を始めたのは1月に入ったあたりからになります。

5月の初めに取得したため、ほぼ4ヶ月ほどで取得することができたことになります。

試験に2度落ちてしまった私の実体験もあわせながら、これからLPIC Level 1を取得する方にとって役に立つ記事になるといいなと思いまとめてみました。

 

内容

1.LPIC試験に向けた勉強にあたって使用した教材

2.実際に勉強した方法

3.勉強のポイント

4.最後に

 

1.LPIC試験に向けた勉強にあたって使用した教材

•『一週間でLPICの基礎が学べる本』(インプレス

•『Linux教科書 LPIC レベル1』Version5.0対応(翔泳社

•『Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集』Version5.0対応(翔泳社

Ping-t(ウェブ教材)

以上の3冊及び1サイトになります。

 

私は未経験でインフラエンジニアとして入社しLPICLevel1の取得を目指しました。

しかしその際にLinuxとは何かといった初歩的なところから理解する必要がありました。

そこでお世話になったのが、『一週間でLPICの基礎が学べる本』(インプレス)でした。Linuxディストリビューションはどのようなものがあるのかといった初歩的なところから、Linuxはどういった用途で利用することができるのかなど基礎中の基礎を学ぶことのできる書籍になっていました。

 

Linux教科書 LPIC レベル1』Version5.0対応(翔泳社)はLPIC Level 1の試験内容に沿った内容のテキストになります。小豆本とも呼ばれています。試験範囲の内容を理解するために読み進め、各章を読み終えた後には章末問題がついています。模擬試験が101試験用に1回分、102試験用に1回分付属しています。

 

Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集』Version5.0対応(翔泳社)はLPIC Level1 対策用の問題集となります。白本とも呼ばれます。小豆本を読み込んだ後に解いていく問題集としては定番のものとなります。こちらの書籍にも模擬試験が付属しており101試験用と102試験用の各1回ずつ合計2回分となっています。

 

Ping-t(ウェブ教材)はweb上で利用できる問題集で、こちらもLPIC受験する際に必ずといってもよいほどあがってくる問題集となります。Web上で利用できるため書籍を持ち運ぶ必要がなく電車などの移動中でもスマホタブレット端末を利用し学習を進めることができます。

 

2.実際に勉強した方法

私はずっとWindowsを利用しており、最近Macbookに手を出しただけでしたので、Linuxの知識はほとんど0の状態でした。そのためLinuxの基本的な用語や、仕組みもわからないところから勉強を開始しております。

そこでまず初めに『一週間でLPICの基礎が学べる本』を利用し、Linuxの基本的な知識を習得するところから始めました。問題もついていましたが、ざっくりと理解することを優先し、わからないところが多かったが、1度一読しました。

 

その後学習したのが小豆本の読み込みでした。

豆本はテキスト形式になっていますが、1章ずつ練習問題があるため理解しているか確認しながらテキストを読み進めていきました。一冊読み切るまで読み続けました。練習問題はいきなりできるものではないと思うので問題形式や解説を見て理解をできていればテキストを1度読んだタイミングではできていなくても問題ないかと思われます。

 

その後、白本を解き始めました。問題メインのこの問題集は、回答が合っていても合っていなくてもしっかりと解説を読み理解をするようにしました。白本は小豆本に比べ解説がしっかりしているため、LPICの試験範囲の内容を理解するのにはとても特化しているように感じました。こちらも1冊読み切るまで続けました。

 

その後利用するのがPing-t。ウェブ問題集です。こちらはLPIC Level 1の試験範囲で全1300問ほどの大容量の問題集となります。コマンドやオプションで覚えるべきものを大量をの問題集を利用し覚えていくことのできるサービスとなっております。こちらも1周解き終わるまで解き続けます。問題集には1問1問解説がついており、問題を解き終わったらしっかりと解説を読み理解することを意識して読みました。

解説ページの下側には「参考」の欄があるのですが、そちらからも試験に出る可能性が高いので、漏れないようにそちらも理解しました。

 

3.勉強のポイント

勉強のポイントとしまては、101試験、102試験と一つ一つ集中して勉強を進めることです。いっぺんに101試験対策と102試験対策を進めるのではなく、まず101試験を合格してから102試験の合格を目指すべきだということです。私は101試験と102試験を同一日に受けようと101試験と102試験対策を並行して行っていました。ですが試験範囲が割とあるため101試験も102試験もどちらも覚えきれない期間が長くなってしまいました。

Linuxの基礎が学べる本を1回サクッと読み終えたあとは、①小豆本を101の範囲のみしっかり一読。②その後スピードマスターを101の範囲をしっかり1周。③最後にPing-tを101の範囲をしっかり1周するのを優先的にやっていくのが良いと思います。定着するまで①~③の作業をくりかえし、101試験に合格できたら102試験の合格を目指すのが良いかと思います。

 

また問題集を各3周もしたのになかなか定着していない時は注意してください。私は問題集の回答を覚えるまでやってしまい、理解できないまま(問題集はしっかり正解を導けるため理解できていると勘違いして)101試験に突撃し2度試験に落ちています。3度目を受けるときには回答を覚えてしまっている事実に気づくことができたため、解説を理解できるまで読み込んだことにより合格できましたが、問題集を覚えてしまうと理解できているのか判断する方法がなくなり非常に危険です。3周しても理解ができていない気がしたら、解説をしっかり理解して読み込むことを意識して取り組んでみてください。

 

4.最後に

毎日少しずつ勉強に取り組んでいけば必ず合格できる試験だと感じています。

皆さんの参考になれれば幸いです。

合格を目指して頑張ってみてください。